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日別アーカイブ: 2018年7月8日

不動産投資について

梅雨もあっさり明けてしまいましたが、関西方面では大雨による甚大な被害が出ております。ちょっと普通の大雨じゃないですね。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

ブログ記事の中でも少し触れてきたのですが、不動産投資について書きたいと思います。

現在の市況ですが、不動産投資に対する銀行融資(特にサラリーマンに対する収益物件購入資金の融資)が引締められ、収益物件が全く売れなくなっています。かぼちゃの馬車・スルガ銀行の事件で表ざたになりましたが、その前から金融機関全般で引締めに入っていました。

かぼちゃの馬車に代表されるような新築シェアハウスを売っていた会社が軒並み倒産しています。なんと弊社購入予定だった新築(作りかけ?)アパートも、売主がどこかに消えてしまいました(汗。弊社の場合、契約直前でしたので被害はありませんが、売建て新築アパートを契約してお金も払ってしまっている状況で問題となっている方が多数でているようです。その他、買取り転売の所謂(三為業者)や仲介専門業者まで厳しい状況に立たされているようです。実際弊社でも自社購入を除いて今年に入ってから大型収益物件の仲介がありません。

幸いな事に、現在のこの状況は銀行が自主的(金融庁主導?)に融資を引き締めた事によるものです。行き場を失った資金が不動産投資に流れ込んできた為のある意味バブルがはじける前に萎ませた感じです。そこに乗っかて行き過ぎてしまった業者や、インチキのレベルまで融資しまくった銀行が今ピンチとなっています。ですが、不動産業界でもマイホーム等の実需用の売買や賃貸仲介などは価格上昇基調のまま変わりありません。建築・リフォーム業界も好調で工事単価は上がったままです。管理業などはそもそもバブルとは関係ありません。

さらに、株式市場も2万3000円を付けて暴落していません。あっ、仮想通貨がバブルですね。バブル崩壊ですか?とにかく、世の中全体がどうこうという訳ではないということです。不動産投資や仮想通貨などの特定の分野がバブルだと言っても、やっていない人にとっては何の関係もないのです。どこがバブル?といった感じでしょう。それが崩壊したところで、倒産?暴落?関係ないとなります。

ここで注意しなければならないのは、世の中全体に反映するような金融ショックでしょう。その引き金が何になるのかわかりませんが、大体いつも株式相場などが先に崩れ、不動産が崩れ、倒産ラッシュが始まるという流れでした。先行してサインが出るものとすれば、不動産投資は完全にクラッシュしています。他に広がりを見せなければ良いのですが、要警戒ですね。

現状こんなところです。弊社としては今後価格が暴落する可能性がある収益物件を取得すべく他の事業に注力しております。その場合、これまでのようにフルローンという訳には行かない場合もあると思います。現金が出せずにお宝物件を逃す事が無いように備えなければなりません。他の事業と言っても弊社は不動産業・建築業の免許で事業を行っており、不動産投資だけではございません。業界には様々な分野を専門としている業者がございます。弊社もこれまで独立可能ないくつもの業種を行ってきました。

1棟フルローンだけが不動産投資ではありません。予てから事業化したいと考えていたプランがございまして、只今実践中です。強力な投資効率とリターンが得られる安定した事業ですが、仕入れとファイナンスのハードルが高いのです。事業とする為には、反復継続可能な仕組みにしなければなりません。何度かトライしてきましたが、ついに要件が揃って動き出しております。またご報告できれば幸いです。