予てから懸念していたとおりに、金融機関の融資姿勢はこの1年で完全に変わってしまいました。個人に対してかなり消極的になっています。これは個人の資産管理会社でも同じです。かつてのように一定の基準を満たしている物件であれば個人でもフルローンがバンバン出ていた時代は終了致しました。フルローン自体を行う銀行も基本的にはなくなりつつあります。資産持ちの方や富裕層の方はフルローンもありますが、それはどんな時代でもどの銀行でも同じことです。
ちょうど私が不動産投資を開始した10年前と似たような状況かと思います。基本フルローンはありませんでした。その市況の中で如何にして不動産投資を始めるか試行錯誤していたのを思い出します。
当時と違うのは、融資が厳しい今も物件価格は高止まりしていることです。当時はITショックやリーマンショックといった金融ショックが起きて物件価格が下がっている状況下でフルローンが難しかったわけです。今よりも非常に優良な条件で購入できるのですが、銀行としても優良案件と分かっていてもフルローンは難しかったのです。一度閉まった扉は中々開かないのです。
恐らく、もうじきそのようなタイミング、つまり優良物件を割安で購入できる時期が訪れるのではないでしょうか。収益物件の購入ですので、いくら最小限に抑えてもある程度の自己資金が必要となります。
優良物件を好条件で購入できる期会にエントリーできるように、今から準備しておいた方が良いかもしれません。